いちおうハードウエアは全て動くことが確認できたので、今度はＯＳという基本ソフトを組み込まなければならないのですが、実際にはこれからが一番大変でした。ＭＳＤＯＳという古いＯＳの扱いには結構慣れていたのですが、ハードディスクが大きい上にＷｉｎｄｏｗｓ９５はあまり積極的には使っていないため、「はてどうしたものか？」と立ち止まる場面が結構ありました。

・まずＯＳは、Ｗｉｎｄｏｗｓ９５のＯＳＲ２。５という一番新しいものが買えなかったのがつまずきの発端でした。
・ハードディスクと一緒なら買えたのですが、私はＷｉｎｄｏｗｓ９８が出るまではとりあえずＯＳ／２というマイナーなＯＳを使うつもりでいました。手元に使ってないＯＳ／２のＷａｒｐ４があったのです。

・ところがＯＳ／２では何ギガバイトなどという大きなハードディスクは認識してくれないのです。
パーティションに分ければ良いのかも知れないと思い、ＤＯＳを使ってみたり会社で使っているＷｉｎｄｏｗｓ９５ＯＳＲ２のレスキューディスクのＦＤＩＳＫを使って細かく分けてみても、結局インストール出来ないのです。

・そこで仕方無しに、とにかく通常のＷｉｎｄｏｗｓ９５を買いに出かけたのですが、すぐにまたＷｉｎｄｏｗｓ９８にバージョンアップしなければならないし・・・、
・「面白くないなァ」と思いながら秋葉原のソフマップを覗いてみると、普通のパッケージの上にアカデミック版というシールを貼った９５が置いてあるではありませんか・・・・、
良く読んでみると学生や教師研究者用に身分証明書を提示すれば買える（通常のほぼ半額の値段）と書いてあります。そういえば私は学生でもあるのです。週２回慶応の外国語学校に聴講生で通っているのです。

・さらに捜してみるとＷｉｎｄｏｗｓ３．１からのアップグレード版なら７０００円程で買えます。Ｗｉｎｄｏｗｓ３．１なら、過去に買い換えて捨ててしまったマシンのディスクが残っているから、それを使っても別に不正使用にはならないだろう。
ということでそれを買って帰り、その日のうちに何とかＯＳのインストールに成功したのです。

明くる日は更に勢いにのって、モデムとフィルムスキャナーに挑戦したのですが、その話はまた次回にするとして、とりあえずは白黒のネガから直接取り込んだ品川の風景をお見せしておきます。