昨年は仕事が忙しく、毎年恒例の夏休みの海外出張に行けなかったので、「今年はなんとしても休むぞ！」と、６月から計画を立てお客さんには早くから８月の後半に夏休みを取ると宣言していました。
今回の目的は古いアメリカの歴史（特にエンジニアリングに関する）を尋ねるという事で、そのついでにシカゴ近郊のラビニア音楽祭でブラスロックの歴史を作ったバンド「シカゴ」のコンサートを聴くことです。
まず行ったのは中西部の街シカゴ、オヘア空港近くに宿をとりそこを起点に、エバンストン１泊、スプリング・フィールド２泊という小旅行を試みました。エバンストンはラビニアのコンサートが夜遅く終わるため、老人の一人歩きは危険（？）なので近くに宿をとったのです。
スプリング・フィールドは最初行くつもりはなく、ワシントンDCからニューヨークの移動に航空機を使いたくって料金を調べると誕生日を過ぎれば15％安くなる事を知り、時間つぶしの場所を選んでいるうちに行きたくなりました。
AMTRACKという列車で３時間ほどのところです。リンカーンが大統領になる前長く住んでいて、ゆかりの地であることと、古きアメリカのテレビドラマルート６６が通っていて、個人的に興味のある街でした。 イリノイ州の県庁所在地（？）なのですが、アメリカの田舎の感じが残っていて、ここのホテルのフロントマンと仲良くなったこともあり、結局一番思い出に残る街です。
ここまでの経緯はぐうたらフォト日記に書いておいたので、ご覧になって下さい。シカゴは今度で３回目、今回もループと呼ばれる高架電車とメトラと言う近郊列車を乗り回し、高層建築と運河の街を散策してまわりました。
近郊のトロリー・ミュージアムにも行きました。日本でいう路面電車をちょっと大きくしたインターアーバンと言う都市近郊鉄道網が1965年くらいまでは、シカゴ近郊やロスアンゼルスなどにあったのですが、その後のモータリゼーション発達によりすたれて行ってしまったのです。 その廃止された路線の一部分（サウスエルジン近くの２マイル）を地元のマニアが集まってメンテナンスと運転管理をしながら保存鉄道として残しているのです。
これがループを走るＣＴＡの車両です。日本でいうと地下鉄ですが、シカゴの中心部は地上を走っています。もちろん地下鉄もあります！
こんなところをウロチョロしている内に、いつの間にか６５歳の誕生日を迎えてしまいました。 と言う訳で、次回はワシントンDC、ニューヨーク、シンシナティの様子をブログに書けなかった部分を思い出しながら書こうと思います。
