セパラム合唱団というのは、在日韓国人と日本人の混声合唱団で在日のオペラ歌手、チョン・ウォルソン（田月仙）さんを指導者にして、ここ７・８年でしょうか？、地道に活動しているユニークな合唱団です。多分東京で１・２を争う下手くそな合唱団なのですが、その代わり下手な人でも、のびのびと歌えると言うメリット（？）があります。１月に３回、火曜日に練習しているので、関心のある方は覗いて見て下さい。
という事で、今日は久しぶりに写真を撮ろうと銀座を出発点に、お茶の水のギャラリーｆ分の１に寄り、チケットを押し付け（？）セパラム合唱団の本拠地、恵比寿にやってきました。ここから広尾に向う途中の道筋が面白く、以前にも歩いたことがあるのです。ところが３・４年経つうちにこの辺も大分変わって来たようです。ガーデン・プレイスが出来たせいでしょうか？、くねくねと曲がった裏通りのようなところにも、美容院やしゃれたレストランが出来ていて、感じが変わっていました。
仕方なしに、途中で引き返し、来た道の一筋手前を右折して行くと、工場（ガレージ？）を改造したようなトタン張りの建物にネオンが点いています。レストランのようですがこういうのは何と言うのでしょうか？、ホームページを検索すると「アメリカ南西部の酒場をイメージしたお店」と書いて有りました。
しかし、こう言うのをわざと作ったのでしょうかね・・・？、駅のすぐ近くなのですが、どう見ても工場ですよね？、こういう時代なのかな？、豊かさの時代にはこういう建物も立つのでしょうか？
３・４年と思っていたのが、実は５年でした。最近時間がどんどん過ぎて行きます。時代は刻々と移り変わって行くようです。僕はこういう方が良いんだけどな・・・？
落語の「寝床」のページがありました。こんな話です。昔はこういう人も結構いたのでしょう。世の中が世知辛くなってきても、人情の機微が分かる人は、出張なんか止めてセパラムを聞きに来るんだけどな・・・？